愛媛のイヨカン

今日、夕方、帰り道。


ちょうど、川の上にかかった橋の道を

テクテク

と歩いてた。


西の空は、紅くなってて、めっちゃきれい。

日没だ。


橋の真ん中くらいで、後ろを女子ふたり、めっちゃしゃべりながら歩いてる。


めっちゃ笑ったり、しゃべったりしてる声、めちゃめちゃ聞こえてくる。

だから、女子ふたり、わたしの後ろを歩いてきてるの、わかる。


わたしは、ふと、ふりかえって


「愛媛のイヨカン、好き?」


って、ふたりの女子に聞いてみた。


「「えー?好きよー!」」

って、声をあわせて、ふたりで言ってる。


「よしっ!じゃあ、家に行こうー!」

って、わたしは、女子たちに言った。


「「わーい!」」

って、ふたりは、めっちゃ喜んでる。



「はいっ!イヨカン」

って、ふたりに、手渡した。


「「うわー!おいしそうー」」

ふたりとも、めっちゃ喜んで、食べてる。


わたしも、いっしょに食べた。


「愛媛のみかん、おいしいから好きー」

って言ったら


「「うちらも好きー」」

って言ってる。

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