短歌綴

湾野薄暗

2/22〜2/25作成

人んちの 三毛猫見ては 面影を

薄れる記憶 居てよこのまま


本の紐 スピンと言うよ 教えられ

賢くなった とドヤる2月


天丼が 大好物なの 死ぬ時は

海老天丼を 喉に詰めたい


ぬいぐるみ 米、爪、ナイフ を携えて

最初の鬼は ◯◯の番


こっくりさん こっくりさん 亡き猫を

呼び出しては もらえませんか


こっくりさん 亡き猫が来た しかしだね

猫語で全然 わからないな


初恋を さようならと 放り出す

ドレスを纏う 君が眩しい


ぼんやりと すれ違う人の 顔を見た

あれ?あの顔 手配書で見た


花子さん 遊びましょうと こだまする

ワタシはすーっと ドアを開いた


聞いてない 花子さんで あんなヤツ

出てくるなんて 私、知らない



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