三菱鉛筆 ピュアモルト

博雅

ピュアモルトの魅力

かつて酒樽だったボールペン、それが三菱鉛筆さんの "ピュアモルト" シリーズです。僕はナチュラルカラーのものを愛用して15年以上は経つのではないでしょうか、手元の一本は程よく手になじみ、握り続けてきた箇所はわずかに光沢感を帯びています。まさに愛機、物書きとしての相棒です。


特筆すべきはそのプライシングです。なんとアマゾンさんにて700円!(2024/2時点)。当時ぼくは店頭で1000円前後(おそらく定価)で購入しましたが、凄い時代になりましたね。


オールウッドのボールペンはそうそうありませんが、このお値段なら入門してみようという気になるでしょうし、さらに、いずれは僕のように「なんだかんだ言っても、やっぱり木製ボールペンはピュアモルトしか勝たん」という心境に達することでしょう。


ものもちも相当なものです。発売されてから数年経った時点で購入してほぼ毎日使用しているはずですが、ガタもなく、ノック機構も故障しておらず、完璧な状態で作動しています。クリップのズレや反りなどもありません。ペン先のネジの緩みやぐらつきも、もちろんありません。万が一故障しても買い替えが割と安価で済むというのは悲しい事実ではありますが(特に木目を実店舗で確認して選択した場合)、そもそも、この、たった(されど)700円というピュアモルトが、壊れにくい、堅牢な造りであることがすごいのです。完璧なコスパです。


「ちょっと良いボールペンを買いたい」「木製のボールペンで安価なものが欲しい」

そんなあなたに、お伝えしたい。


悪いことは言いません。ピュアモルト一択です。

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