殻
海老の殻を剝くように
あなたの柔肌を、剥がしてやりたい
わたしを捨てるその脚を
ぱきりぱきりと ちぎってあげたい
なんていうことを
目の前のわたしが思っているなんて
知ったらあなたはどうするんだろう
湯からあがった 熱い海老
あちちとほおばるあなたを見てて
そんなことばかり浮かんできて
わたしはなんだか
笑顔でいられる
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