改札に猫背多くて寒き春

かいさつにねこぜおおくてさむきはる

季語は「寒き春」です。


寒いためにみな背中を丸めて歩いている。そういう人たちが改札からどっと出てくるという情景を詠んだ句です。


詠んだ時にはまあまあかなと思ったのですが、先生からはこの句はただの季語の説明になっている、報告の句であるとのご指摘をいただきました。

また、季語を変えても良い句になる筋道が見えないとのご指摘も。

ばっさりでした(なんか指摘が徐々に厳しくなっている気が……)。


寒いということの説明を上五中七でしているだけで、詩情がないという趣旨と受け取りました。


確かにそうだなと、読み手に伝えたい私の心がない句になってしまいました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る