第2話 拙者、転生特典が欲しいでゴザル!!

「どっからどう見てもスライムでゴザル……((((;゚Д゚)))))))」


 拙者、前世があったはずなのでゴザル。思い出せないので、気にしないことにしたでゴザル。さっきの鳥⁇ みたいなバケモノに襲われたらひとたまりもないので、無駄なことはしたくないでゴザル!


 転生したとなると、【転生特典】があるはずでゴザル(((o(*゚▽゚*)o)))♡

 きっと、記憶に無いだけで転生神的なものが拙者に【転生特典】をくれたに違いないでゴザル!! 拙者はそれだけの徳を前世で積んだに違いないでゴザル・:*+.\(( °ω° ))/.:+


 …………………………。


「【転生特典】ってどうやって確認すればいいのでゴザろうか( ̄▽ ̄;)??」


 何か方法があったような気がするでゴザルが……?


「肝心なことが思い出せないでゴザルルルゥゥゥゥゥ!!」


 拙者は叫んだでゴザル。それさえ思い出せれば、【転生特典】が分かって、チーレム無双ができるハズ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


 しかし、拙者は忘れていたでゴザル。チーレム無双をしたところで、今やスライムの拙者に何の意味もないことを。それ以上に、先程、拙者に襲いかかった鳥⁇ がまだ近くにいる可能性を。


 ギシャアアアアアア!!


「また出て来たでゴザルルルゥゥゥゥゥ!!」


 あの鳥⁇ が吐く炎が拙者を焼き、その爪が拙者を捉えたでゴザル……。・°°・(>_<)・°°・。


「気がついたら魔族の国にいた件」 第一部 完☆







 ウソでゴザル!! あと、もうちょっとだけ続くでゴザルm(_ _)m

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