俺の彼女は浮気している。

「ねぇ、浚❤」

こんな声を俺に言いながら、きっと浮気相手のことを考えているに違いない。

「なあ、どうだい？今日は俺とお前の最後のご飯だろう？だから、お前にだけ特別なアルコールを用意したんだ。どう？」

「わーい！飲みたい！！！！！！！！」

「はは。じゃあ一緒に飲もう。お前ってほんと、お酒に目がないよな。ほんと、メチルだな」

「？」

「お前は、もう一生、浮気相手を見られないんだ」

ボソッとはなったつぶやきは、彼女の耳には届いていなかった。

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