転生したらとんでもない嫌われ者になっていて暗殺されるらしいので、それまでに信頼を取り戻すことにした。
桜空 ゆうき
第1話 めっちゃ気まずいんだけど!!笑
今の状況=カオス。
え、俺何してたっけ?まずなんか暇だなーってなってコンビニ行って。すっごい美味しそうなケーキ買ってルンルンでスキップしながら帰って、
「あ、死んだわ俺。」
最後の景色は崩れたケーキだったな。
勿体ない…高かったのに。
てかそんなことよりここどこだ?
なんかめっちゃ豪華な照明ついてる、いかにも屋敷って感じなんですけど。
「…転生した?」
え、そんな漫画みたいなことあるんですか?オタクの俺からしたらめっちゃご褒美なんですけど!!
「何ぶつぶつ喋ってんの、朝から考え事?」
ベット脇から声をかけられた。かっこいい人だな…だけど、
…誰っすか?!?!
え、気まずい。いかにも仲良しーな感じだったのに「誰お前」なんて言えないんだが。
「ごめん寝ぼけてたわー、あはは…。」
ここは適当に取り繕っておこう…。
「本当にユーリ?」
1発でバレたー笑。てか俺ユーリって言うんだ。
めっちゃ驚いた目でこっち見てる。なんでバレた?!
「笑ったとこ初めて見た、なんか新鮮…。」
え、俺そんな無愛想な奴だったの?!
「まぁ良いよ。もうすぐ国民に発表なんだから少しは愛想良くしてもらわないと。」
「発表…?」
「ユーリ疲れてる?一ヶ月後に王子様になるんだからしっかりしてよ。」
俺が…王子?
だいぶやばいよね、この状況。結構偉い人っぽいし…失敗したらとんでもないことになるんじゃ…。
「あの…ごめん。俺今記憶喪失で…君のこと分かんない!」
「…え?」
そりゃびっくりするよね、いきなりだもん。でも急がなきゃだから、早めに理解して欲しいんだけど。
「ユーリ…やっぱ呪われたんだ。」
え、何呪われたって。
「自分のことも分かんないのか…じゃあ簡潔に説明する。」
なんか俺、
「冷酷人間すぎてめっちゃ怖がられてるし嫌われてる。ちなみにもっと言うと、このままじゃ一ヶ月後の式典で暗殺される予定。」
「その予定キャンセルで!!!」
とんでもない嫌われ者に転生したらしい!?
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初のコメディー系…。
少しでも面白いと感じてくださった方、♡とか☆、コメント頂けると嬉しいです…。
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