痴女とスライムは砂漠をイク
池田大陸
第1話 ミンミン
快楽の波が押し寄せては沈む。
「はぁ……はぁっ……」
私の名前はミンミン。
親元を離れて砂漠の町「カンソー」で一人で暮らしている14歳の女子だ。ちなみにこの町では15歳から大人認定される。
そんな大人になりかけの私は今、もう朝も過ぎようというのに布団に横になっている。
とある行為によって快感を得られることを知ったからだ。
下着の上から自らの股を手で
「はぁ、はあっ……ふああっ……!」
……ビクッ!
「はぁぁーっ……」
ビクッ……ビクッ……。
体が小刻みに痙攣し、私はしばらくその余韻に浸る。
「……ふぅーっ」
寝床の上で快感を得る事に成功し深いため息をついた私は、
いつの間にか私は毎日そういう行為にふけるようになった。
でも、最近は少しこの自家発電にも飽きてきた。やっぱり一人だと限界があるのかもしれないね。
私には予感がある。
私が想像する最高の快楽――いわゆる
それは男だけとは限らず、女かも、はたまた人ですらない生き物かも知れない。
しかし私は自分に快楽をもたらしてくれる存在であれば、それが何者であれあらゆるものを受け入れるつもりだ。
私にはそれだけの器があるのだから!
ま、私が勝手に思い込んでるだけだけどね。
というわけで私は起き上がり、ささっとズボンを履いた。
ふと部屋の隅にある
この量じゃアブラさんの給水日まで持たないなぁ。しょうがない、井戸まで行くか……。
――カッ。
照りつける太陽。
「暑い……なんでこの町はこうクソ暑いのホントにもうバカじゃないの……?」
などとボヤきつつ、私は服の袖で汗を拭いながら井戸に向かっていた。
もちろん水を汲むためだ。両手には空の
私の住んでる町、カンソーはテリヤキ王国の砂漠地帯のほぼど真ん中にある田舎町。そのせいか年中暑くて水不足なのだ。
空を見上げれば一面の青空が広がっていて、そんな青空に太陽だけがサンサンと輝き、その存在をこれでもかとアピールしてくる。
しなくていいのに……。
でも暑いのは嫌だけど、町中は結構楽しいことも多いのだ。
私の場合、町を歩いていると色々な人(特に男)に注目される。
正直言って私は14歳ながらそこそこ胸も豊かでスタイルも良い、その上ここでは珍しい青髪で顔も整っている。
ふふーん。注目されるのっていいよね!皆からの視線が心地いいっていうか。
「よーう姉ちゃーん?ちょっとこっち来いよ!?」
おっと、なんか変なやつが絡んで来たな。一人か……ちょうどいいや。
私は人気のない所へ大人しくついて行った。
そして男はいきなり手を伸ばしてきて、それが私の頬に触れた。
「ひひひひ。やっぱりだ!きれいな顔してるねーちゃん。俺とちょっと面白い遊びしねえかー!?なあに怖いことはしねえからよォ……ひょっ!?」
「うん、いいよ」
私が正面からゆっくりと男の首に手を回していくと男の顔には一瞬で期待感のようなものが溢れた。私にはその反応がちょっと面白かった、でも――。
――ドスッ!!
「ぐほおおおおっ!?」
完全に油断しているところに私の膝蹴りが腹に完璧に入った!あはっ。
実は私はちょっとした理由で普通の人よりかなりケンカ慣れしているのだ。
「ぐはっ!?う、うぐぅぅううっ……」
腹を押さえて地面にうずくまる男。
うふふ、私はその姿を見て自然と笑みがこぼれるのだった。
「誰が触っていいって言ったぁ?」
ニヤつきながらちょっとドスの聞いた声でそう警告した後、私はうつ伏せの男の顎を手で少し持ち上げ、顔を上げさせた後、最高の笑顔で質問した。
「ねえ。私のおっぱい揉みたい?」
男は苦しみながらもポカンとしたような表情を浮かべて固まっていた。
――パパーン!!
笑顔のままで平手打ちを食らわして質問する。
「話聞いてる?揉みたくないの?」
「ぐ……!も、もも……揉みたい……ですっ!」
「じゃあはい。ただし起き上がっちゃダメだからね!」
私は寝そべったままの男の顔の少し前に、しゃがみながら胸を張るような姿勢で胸部を突き出した。あ、別に脱いではいないよ?
――ムニュッ。
程よく豊かで形のいい私の胸が男の手でグニュッと歪む。
「んっ……」
ちょっとだけ声を漏らし、私は男の顔に注目した。
その男の顔は、先程の私の膝蹴りで苦痛に歪んでいたハズだ。なのにみるみるうちにそれが緩んでゆき、不思議と邪悪さが薄らいだような純粋な顔つきになった。
へーっ。やっぱり聞いた通りじゃん!男っておっぱい大好きなんだね。面白ーー!!
私は少し感動した。
「ただ――」
同時に物足りなさを感じた私は寝そべったままの男の頭に手を乗せ、そのまま砂の地面に思いっきり叩きつけた!
ボスッ!!
「むぐぉ……!?」
「あんたじゃダメだね。私が自分で触った方が気持ちいいもん。そこで寝てな」
そう言って私はその場を立ち去った。一応誰にも見られてはいない。
こんなことを頻繁にしている私はよく人から「なんて淫らな女だ」「このあばずれ!」とか言われたりするし、たしかに自分でもやりたい放題やってるなあ、という自覚はある。
しかし私のこういった自由奔放な振る舞いによって自分はもちろん他人も巻き込んで一緒に幸せにできるとも思っている。
この私にかかれば人や動物、モンスターさえも懐柔させ服従させることができる。そういう才能が私にはあるハズだ!
……ま、これも勝手な思いこみだけどね。
さて、私は再び大きめの通りに戻り、水桶を取って町外れの井戸へと急いだ。
「おーい!」
遠くから聞き慣れた声が聞こえてくる。それは幼馴染の少年だった。
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