第6話
お母さんに呼ばれて下に行く。
「お兄ちゃん、朝酷いんだよ。」
「そうそう、兄貴はさぁ」
「・・・あら?いつ仲良くなったの?」
今までは俺の話題すら出してないから、こんな会話でも、表向きはお母さんに遠回しに、仲良くなっことを伝える状況だった。
「お兄ちゃん、ねぇいい加減拗ねてないで返事してよ」
「そうだよ!!兄貴」
「・・・」
「ほら、今もこうやって、無反応なの」
「そうだよ、兄貴。冷たいんだよ」
「うーん、私からすると、久しぶりにお兄ちゃんのことを話して来たと思って・・・無反応とか、冷たいと言われてもねぇ。ねぇ優?」
「そうだよ。お母さん」
お母さんは知っている、無視をされ続けていたことを、
「ご馳走様」
食器を洗い上がる。。
「お兄ちゃん、無視したことは許すからさぁー久しぶりにゲームしよ?」
「兄貴、ほらいつまでも暗いままだとよくないよ」
イカれてる。
ーーーー
お母さんは対応はしてくれるけど、完全に俺の味方ではない。何もしない・・・怒りもしない、穏便に済ませただけ・・・(つまり息子の虐めをほっとく毒親)
俺も別に修羅場にしたくないし、親を敵に回しても、俺の生活が上手く行かないだけだから、ここは我慢するしかない。
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