小さき王

@Mashru

第1話佐々木悠人

「あざした~」

俺の名前は佐々木悠人今年で20歳になる

大学生だ。

「お疲れ~」

「お疲れ様です」

この人は店長の田中さんだ

「悠人君もうちょっとしたらあがり上がりでしょ?」

「ですね」

「お客さんもいないしもう上がっちゃって良いよ。また明後日から宜しくね」

「はい!じゃあお先に失礼します」




「ふうぅ~疲れた…20時か~面倒だしスーパーで軽く惣菜でも買って済ませるか」


「頂きます~」

俺はスーパーで買った惣菜を食べながらスマホで今日あった事をニュースで確認した

「うわー物騒だな」

なんでもまたひとが行方不明になったらしいここ最近の出来事で分かっているだけでも70人以上の10台~40台後半の男女が行方不明になってるらしい

「ここの近くでも4人居なくなっているのか~」

まぁちょっとでも警戒しとくか

「ごちそうさまでした…よし風呂入って寝るか」





「ぅ~……変な時間に起きたな」

時間は夜中の3時

ぐぅ~

「……腹減ったな」

軽く食べたんだけどなーまあ食べ盛りだからかな

「この時間だしコンビニ位しか空いてないし」

スーパーでカップ麺でも買ってくれば良かった

「明日休みだし朝飯もかってくるか…」






10分ほど走っていると少し違和感を感じた

夜中3時とはいえ車も見かけないし周りから人の気配も感じない

「なんだ?」

違和感がどんどん大きくなって引き返そうそう思っていたら

「っ!」

突如物凄い眠気に襲われふらつき電柱にもたれ掛かる

「なんだ…これ」

ここで意識を手放したらいけないと頭が警告を鳴らし抗おうとしても抗えず意識がどんどん薄くなっていき

「よし…これで最後だ」

「はいは~い!」

そんな声を聴いたとき完全に意識を手離した





「っ!……何処だここ?」

確かコンビニに向かう途中に眠くなって…誘拐されたのか!

「…とりあえず情報だな」

俺が目を覚ました場所は廃教会ぽい場所だった周りには

見覚えのない黒いリュックサックと見覚えのないスマホだけだった

それ以外の情報を得ようと周りを見渡しても

苔むした柱や壁などが広がっているだけだった近くを探索しようと立ち上がったそのとき

「おはようございます~!」

そうスマホから声が聞こえた

その声の主は少年とも少女とも聞こえる中性的な声で喋ったそして風貌は顔全体を覆ったマスクをしており顔まどは判別できない身長は145㎝位だ

「いきなりですか!…皆さんは今孤島にいます!」

 「孤島…それに皆さんって」

皆さんって事は俺以外にも誘拐された人がいるってことか?

「ふんふん…皆さん混乱していると思いますですが!安心してくださいこの孤島を生きて脱出する方法があります!」

「帰れるのか!」

この中性的な少年?少女?の言う事が正しければ生きて帰れるらしい

「ずばり!7日後に残り人数が3人になることです!」

一週間後に残り人数3人?

「またまた皆さん混乱していると思います

どうやって残り人数3人するのかと」

「単刀直入に言いますと殺し合いをしてもらいま~す」

………

「は?」





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