第106話 すごいアナウンサー
青山聖菜はすごいアナウンサーである。
話術もすごいし、存在感もすごい。
そんな彼女が局アナで収まるはずはなかった。
「私、フリーになります」
テレビ局の上司に、辞めると伝えればいいものを、わざわざそう口にした。
ところが、所属する予定だった芸能事務所で不祥事が起きてしまった。
「フリーって、独身に戻るって意味ですよ。てへっ」
彼女は上司にこう言って退社を免れた。
「あの人、そのために夫と離婚したんだって」
「やっぱ、すげー」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます