パウンドケーキ

三好祐貴

Alone

愛でるべきいやめづらしき紅の月にはなれぬ月並つきなみな悲しみさえも僕だけの世に比類なき宝物かも



誰からも理解されない苦しみの慣れ親しんだ和音の響き



楽しげな人にひたすら嫉妬して悲しげな人をひたすら嘲笑あざわらいやしい自分をいつわって涙を流し嘆く日々心正しくありたいと願う願いは叶わない心の中に住んでいる天使は悪魔にかなわないこの世の中に一人きり人と同じになれなくてただ僕だけがもがき苦しむ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

パウンドケーキ 三好祐貴 @yuki_miyoshi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ