詩の説明書き(長いのでこっちへ)

てなわけで解説というか説明?(ほぼ言い訳)




聖なる夜というのは、まぁクリスマスです。

クリスマスに新しい人形買ってもらったから捨てられちゃったみたいなイメージでおなしゃす。ゴミ捨て場で懸命に手を伸ばす訳ですが、人形なんだから動けませんよね。


紅い月って、クリスマスの衣装は紅でしょ。で新しい人形が入った箱は当然紅のリボンが月に見える程派手にのっかって意味で捉えてもらえると助かります。



クリスマスは夜空を見ます、でも人形は主人に抱きしめられて去年は腕の中で同じそらを見上げた訳です。


人形は誰かを癒したり励ましたりそんな為に、そんなささやかな心を届ける為に製作者の手によって生まれてきます。


人形だって、魂がこもる程に職人や主人に愛されたのを思い出す訳ですね。

最期に見る夢は、幸せだった頃の記憶な訳です。


本当の手作りの人形は小さな箱に入れられて、プレゼント用だからメッセージカードが入ってる訳です。サインが入ってる事もありますし、それだけ製作者からは語り掛けてもらえたという事。


自分は人形だから、人とはいつか別れるそれは判っていたのに。

だからこそ、主人にも制作者にも心を灯し続けたいと願っていたのに


あの空に輝く星もこちらに光が届く頃には消えている幻だと誰かが言っていたのをふと人形は思い出す訳です。


捨てられた瓦礫の上で、崩れて転げ落ちて行きながら……。



主人に対し、未練はあったのか涙もあったのか考える訳です。自分は瓦礫の上で未練たっぷりたらたらで手を伸ばして今まさに星空を見ているから。



人形は大切にされていた時は制作者にも主人にもよく見てもらえたのを思い出しながらずっとずっと考える。あの悦びの時間が、捨てられた時に哀しみの物語に人形の中で皮っている。だからこそ、自分の物語は笑顔で始まり泥と雨に汚れたゴミ捨て場。


ふと、ゴミ捨て場をみれば同じような人形があったから。

これが、捨てられた人形のエンディングなのかと夜空の星を見続けている訳です。




そんな事を思っているから、星座を描く程の夢も捨てられた人形に意味は無い。

人形の夢は、星を見る度に星を語ってくれた主人の事だから。


素敵な夢、人としての希望、約束。主人の笑顔だけを、ずっと思い続けている。


この最後の瞬間でさえ、怨みで虹がモノクロに見えていたとしても。

人形として壊れていても、人形は人形で笑顔を絶やさない。



ここで冒頭に戻って、月が紅に見える程の想いがそこにあったとしても。

街の明かりで眩く光って、空の星が見えなくなるような時代になっても。


人形達の星空は、主人たちの笑顔である。



こういうふわっとやってましたみたいな事で一つ宜しくオナシャス。(`・ω・´)ゞ

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