第3話
義娘が虐めにあってしまったらしい。
「・・・ごめんな、お父さん気づくの遅くて」
「良いんだよ!!むしろお兄ちゃんは私達の為にいつも頑張ってばかりだし」
義娘の春が中学2年生になってようやく気付いた。
もしかするともっと・・・前から、俺は馬鹿だった。
「お兄ちゃん、私大丈夫だから気にしないで」
気にしないで・・・か、こんなふうに気を遣える優しい娘に育ってくれたことは誇りに思う。だけど、同時に自分の不甲斐なさを実感する。
それに・・・
消えろゴミ、兄貴 さっさと出ていって うまなきゃよかった。
変態 痴漢 クラスの恥
・・・虐めほど辛いこともないだろう。
嫌だ!!あんな辛いことを娘に味合わせるなんて、そんなの嫌だ!!
「春!!」
「!!どうしたの?お兄ちゃん??」
「お兄ちゃん無理かもだけど、出来る限り頑張ってみるから」
「えー」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます