世界の窓
小説を書く。自分の内にある世界を展開していく。わたしは本や映像作品など、フィクションと呼ばれる世界を表現する媒体を世界へ通ずる窓だと思っている。世界は媒体が存在する数だけ、実は存在していて、媒体という窓を介して我々は、様々な世界を覗くことができるのだ。だから、わたしが書くこの物語も実は世界としてどこかに存在する、そう信じている。
小説を書く。まだ開いていない窓を開けていく。世界はここにある。
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