「涼宮ハルヒ」シリーズ
谷川流
涼宮ハルヒの憂鬱
プロローグ
サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。
そんなこんなでオフクロがサンタにキスしているところを
いや、本当は気付いていたのだろう。ただ気付きたくなかっただけなのだ。俺は心の底から宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力や悪の組織が目の前にふらりと出てきてくれることを望んでいたのだ。
俺が朝目覚めて夜
俺もこんな世界に生まれたかった!
宇宙人にさらわれてでっかい
いや待て冷静になれ、仮に宇宙人や(以下略)が
ある日
か、あるいはこうだ。やっぱりある日突然俺は不思議な能力に目覚めるのだ。テレポーテーションとかサイコキネシスとかそんなんだ。実は
しかし現実ってのは意外と厳しい。
実際のところ、俺のいたクラスに転校生が来たことなんて
世界の物理法則がよく出来ていることに感心しつつ
中学校を卒業する
そんなことを頭の
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