第29話 話しかけてる
「作文が書けない……」頭を抱える私の両肩に、母がそっと手を置く。「考え過ぎだよ」「でも……」「でも、をいくつ繋げても未来は見つからないよ。例えばさ、カギカッコから作文を書き始めたら?」「カギカッコ?」「そう、困ったら原稿用紙に何か話してごらん」その言葉を思い出し、今も書いている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます