第4話 こんな恋がしたいな
私は彼女と映画のDVDを観終えた。画面の中の恋人たちは美男美女で、話はありふれていた。「こんな恋がしたいな」。彼女の前に私は宝石箱を開けて、指輪を差し出した。「こんな僕でよければ」私たちはキスをした。「こんな恋がしたいな」その画面を眺める彼女に一番相応しい言葉を隣で私は考えている。
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