妹は俺が最近話題の魔法少女だと知らない

激 辛

第1話

「また、事件解決したんだ凄い!!」


家に帰ると妹はテレビの魔法少女に夢中になって居る。


「・・・ただいま、春」


「・・・っチ、せっかくスプちゃん見れて期限が良かったのに」


おかえりも言ってくれないで、舌打ち。


酷いなー、


「可愛い!スプちゃん!可愛いよ」


妹は目はハートだ・・・はぁー、困ったな。本当に・・・


________


妹は涪陵達に絡まれて居る。


「お兄ちゃん、助けて!!」


「とぅ・・・大丈夫だよ!!私が来たから」


囲まれてる、妹の真ん中に立ち可愛いポーズで妹を安心させようとする。


「魔法少女って、もしかして最近話題の!!」


「そうだよ!!私が来たからもう大丈夫!!とりあえずここから逃げようか」


「・・・え、でもお兄ちゃんが」


「え、あ、そのおにいさんは・・・」


言えない、それが俺だとは


「一足先に逃げてたよ」


「え、そ、そんな」


完全にもう少しマシな言い方をすればよかったと後悔した。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る