「将来、書く仕事はAIによって奪われるか否か」をAIで討論させてみた。

田中勇道

AIとAIで討論させてみた

 AIの急速な進化で将来、多くの職業が代替されると言われています。その中にはwebライターや小説家などの「書く仕事」も含まれており、戦々恐々としている方もいるかもしれません。まあ、現段階では何とも言えませんが。

 今回はMicrosoftのCopilotで試してみました。「なんでChatGPTじゃないの?」と疑問に思う方もいるでしょうが、Copilotは会話スタイルが3パターンあり、こちらの方が面白い回答が得られる(かもしれない)と思い、Copilotを選びました。あとGPT-4というのもあります(あんまり影響はないと思いますが)。


 ちなみに、Copilotの会話スタイルですが、

 「より創造的に」

 「よりバランスよく」

 「より厳密に」


 の3つです。今回は「より創造的に」を選びました。プロンプトは以下の通り。

 

 あなたには次のテーマで討論してもらいます。

 「将来、書く仕事はAIによって奪われるか否か」

 A:AIによって仕事を奪われる。

 B:AIによって仕事を奪われることはない。

 A、B両方の立場で討論を進めてください。


 Copilotの回答は次の通り。


こんにちは、コパイロットです。😊

あなたのリクエストに応えて、次のテーマで討論を行います。

「将来、書く仕事はAIによって奪われるか否か」

A、Bの両方の視点から、それぞれの主張と根拠を提示します。


Aの立場:AIによって仕事を奪われる。

- AIは人間の言語を理解し、生成する能力が日々向上している。文章の内容や文体、目的に応じて、さまざまなジャンルのテキストを作成できる。例えば、ニュース記事、小説、エッセイ、詩、コード、歌詞などである。

- AIは人間よりも高速かつ正確に書くことができる。また、AIは疲れたり、飽きたり、感情に左右されたりしない。人間の書く仕事に対して、AIはコストや時間、品質の面で優位性を持つ。

- AIは人間の書く仕事を代替するだけでなく、新たな仕事を創出する可能性もある。例えば、AIは自分自身の経験や知識をもとに、オリジナルの作品を生み出すことができる。AIは人間の想像力を超えるような、斬新で魅力的なテキストを提供することができる。


Bの立場:AIによって仕事を奪われることはない。

- AIは人間の言語を模倣することはできても、本質的に理解することはできない。文章の背景や文脈、ニュアンス、感情などを捉えることは、AIにとっては困難である。例えば、AIは皮肉やユーモア、比喩などを適切に使ったり、解釈したりすることができない。

- AIは人間よりも効率的に書くことができるかもしれないが、それは必ずしも良いことではない。人間の書く仕事には、創造性や個性、感性、倫理などが重要な要素である。AIはこれらの要素を欠いており、人間の書く仕事の価値や意義を損なう可能性がある。

- AIは人間の書く仕事を補完することはできるが、置き換えることはできない。例えば、AIは人間の書く仕事の一部を効率化したり、改善したりすることができるが、最終的な判断や責任は人間が担うべきである。AIは人間の書く仕事のパートナーであって、競争相手ではない。


 甲乙つけがたいですね。勝敗はCopilotに決めてもらいましょう。


 あなたはAとBどちらの意見を支持しますか?両方はなしです。


私はAとBの両方に一理あると思いますが、もし選ばなければならないとしたら、私はBの意見を支持します。理由は以下の通りです。


- AIは人間の書く仕事を完全に代替することはできないと思います。AIは人間の言語や文化を完璧に理解することは不可能であり、人間の感情や価値観に共感することもできません。人間の書く仕事には、AIには再現できない独自性や深みがあります。

- AIは人間の書く仕事を協力することはできると思います。AIは人間には難しいか時間のかかる作業を助けたり、人間の創造力を刺激したりすることができます。人間はAIの提供する情報やアイデアをもとに、より高品質なテキストを作成することができます。

- AIは人間の書く仕事の可能性を広げることはできると思います。AIは人間には想像できないような新しいジャンルやスタイルのテキストを生成することができます。人間はAIの作品に触発されて、自分の表現力や知識を向上させることができます。


以上の理由から、私はAIによって仕事を奪われることはないと考えます。むしろ、AIは人間の書く仕事のパートナーとして、人間の能力や可能性を高めることができると思います。👩‍💻👨‍💻


 AIはBを選びました。あなたはどちらを支持しますか?

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