七つの大罪

■傲慢

 自分が得意な所だけを見て自分より出来ていない他人を見下して愉悦に浸る事、これをした場合、あなたの前には他の分野で勝者となっている人間が現れて見下してくることになる。あなたが、他人を見下している限り、見下され続けるのだ。


■強欲

 必要以上に物を集める事、どれだけ集めてもあなたは安心する事は出来ない。世界中の物を手中に収めてもあなたは安心する事は出来ない。不安の正体は不足から来ているのではなく、死への恐怖から来ているのだ。死ぬ覚悟を決めない限り、あなたは安心する事は出来ない。


■色欲

 性的快楽ばかり追い求める事、あなたはどれだけセ〇クスをしようとも複数の人間としようとも美男美女若い男女としようとも満足する事は無い。神様が与えてくれる快楽を知らないからだ。神様が与えてくれる日々の快楽に比べれば性的快楽などジュースと比べた水である。

 なんの味もしない。それが性的快楽だ。色欲を捨てたいのなら神様と一体化すると良い。信じ慣れないぐらいの快楽がそこにはある。


■嫉妬

 羨ましい妬ましいという感情。それは自分に無いものだけを見続ける人に現れる。自分しか見ていない人には現れる事は無い。他人を見る前に自分を見て有るものを知らない限り嫉妬からは解放されない。


■暴食

 必要以上に食べ続ける事、あなたは何を食べても満足する事は無い。何を食べているのか知らないからだ。あなたが食べているのは命である。味がするモノではない。一生懸命生きていた命なのだ。動物も植物も意志を持って生きている。

 生きる為に全力を尽くしている。あなたが何かを口にするとき、一生懸命生きていたものを終わらせて生き続けるのだ。生きていたモノの意志を受け継ぐという覚悟を持って食べ物に接すれば、暴食などしたいと思わないはずだ。


■憤怒

 思いどうりにならない事にダダをこねる事、あなたが赤ん坊で無いのなら怒るのは止めた方が良い。相手を説得できないのは、あなたの道理が間違っているか、あなた自身が尊敬されるような生き方をしていないからだ。

 子供を叱るのは良い。ちゃんと道理を説き、子供を納得させるのは親の務めだ。だが、道理を理解しない子供も居る。その時は、怒るのではなく選択させるのだ。正しい道と間違った道、それぞれ選んだ場合、どうなるのか教えて選ばせる。

 実際にやるのは難しい。だが、神様はそれを全ての人間に行って導いている。子供が言う事を聞かないときは神様に委ねると良い。きっと良い人生経験を子供に与えてくれるだろう。

 あなたが怒る必要は何もない。


■怠惰

 仕事をしない事ではく幸せになる努力を放棄する事、仕事はサボっても良いし止めても良い。仕事をしなくても食べていけるのなら嫌な仕事などしなくていい。あなたがやる気を失っているのは、あなたが幸せを追求する事から逃げているからだ。だから、神様はあなたからやる気を奪い、本当に幸せに生きられるようにサポートをしているのだ。

 やる気が出ない仕事はさっさと辞めて、楽しく出来る仕事をすれば良い。


 不機嫌を他人に押し付けるのは、うんこ(感情)の処理を他人に任せるという事と同じだ。不快な作業を他人にしてもらっているのだ。大人なら自分の尻は自分で拭く、赤ん坊や老人と言った自分では尻も拭けない者は他人にしてもらうしかない。だが、それは未熟であったり弱者だから許される行為だ。


 大人なら自分の尻は自分で拭こう。


 不機嫌を理由に他人に怒鳴り散らしたり、愚痴を言ったり、陰口を言うのは、人の前でうんこ(感情)を漏らしているのに等しい行為だと理解するべきだ。

 私は恥ずかしくて出来ないが、私よりも年上の人間が自分の前でうんこ(感情)を漏らしているのを見ていると真顔で「うんこ漏らすなよ」と思ってしまう。

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