9ページ

あなたを好きだった日々


優しさと楽しさをくれた


私は1秒たりともあなたを逃したくなくて


たくさん記録していたの


例えこの想いが全て届かなくても




費やした年月は決して短くない


だけどただの9ページ




あなたばかり見ていた日々が


私を保つ術だったの?


私はいつもさみしくてあなたに会いたくて


たくさん夢に見ていたの


例え私の言葉が届かなくても




費やした気持ちは無駄ではない


言い聞かせてるみたいで




たった9ページの文字を一つずつ消している


あれもこれも覚えている


あのときの気持ちは帰ってこないけれど






未練はないでも悲しい


同じように好きになれなくて




ありがとう


たくさんの気持ちをくれて


ありがとう


たくさんの優しさと曖昧さをくれて

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