笑顔

あなたの背中が眩しくて


追いかけたけど


どこへきたのだろう




夢中で毎日想っていたけど


幻想のように溶けていった




歩き疲れた時


あなたはやさしく笑うだけで


差し伸べられた手は遠くて掴めなかった




あなたの特別になれないのは知っていたけど


それでも好きだった


それでもいいんだと自分のいい子でいたの


本当はあなたの隣にいたかった


気づいた時にはもう執着だけのかたまりで




優しさを振りまくだけのあなたにも


こうやって想うだけしかできない自分にも


疲れてしまった




時々犬みたいで可愛いけど


わたしには物足りなくて




わたしとあなたの速度は違うんだね


わたしはあなたの船から降りて


笹舟で生きていく




初めて近くで会えたけど


緊張しすぎなくて不思議だった


ただあなたの優しさだけ感じていた




さようならと小さく手を振った


初めましても さようならも 2人とも笑顔だったね

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