愛嬌60%、ノリの良さ40%配合

他人に嫌われないようにする後付けができる術は、愛嬌とノリの良さだと思う。


頑張っても苦手な教科は苦手、成績の良さでアピールすることができなければ、何かしら秀でている一芸で脚光を浴びる事もできない、そんな平々凡々な者が愛されるには。



まず、他者がこぼした言葉のカケラを即座に拾うことから始まる。

最初は不格好でも、慣れれば"ノリのいい人"という判定が下される。



その場の雰囲気を読んで友好関係を結びたい者の味方をする

ボケに同等か少し上ぐらいのボケを被せる

ノリツッコミをする

フットワークは風の前の塵に等しい軽さにする



これを実践していれば、そのうち、ノリのいい……いや、都合のいい人間になり可愛がられることができるのだ。



愛嬌の勉強をする時は、オカマの行動を観察するのがおすすめだ。

目線を感じればオーバーに挨拶をし、オーバーめに笑って個性を確立し、愛され、愛でられ。



見せ物としてプロ意識を持って生きるのは、割と楽しいものなのだ。



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