DX3rdシナリオ『アナムネシスメモリー』

■NPC

・“パンドラ”榛名愛花（はるな・まなか）

FHチルドレンで本シナリオのヒロイン。

　その身体に「アナムネシスシンドローム」と「解放のインフィニティコード」を共に宿すが、オーヴァードとしては平凡以下であり《リザレクト》や《ワーディング》を使用できるくらいしか能が無い。

　“普通になりたい”という欲望を持っているが、オーヴァードとしては弱小であり、常人からは化け物というジレンマに苦しむ。

「普通になりたいだけなのに、どうしてこんなにも難しいの？」

「私は、化け物だね」

「PC①……助けて……！」

・“アストラット”陸条康太（りくじょう・こうた）

モルフェウス/ハヌマーン。UGNチルドレン。N市支部の誇る若きエース。戦闘時にモルフェウス能力で強化外装を創り出し、それを身体に着装して戦う。正義感が強く、曲がったことが大嫌いな性格。お調子者で怖がりなのが玉に瑕だが、N市支部内のムードメーカー的立ち位置にいる。 サブカルチャーが好きで、偶にセリフを真似たりすることがあるようだ。

「こわっ！？ なんだよそれ！！！」

「よぉし、 やるぞ！ 着装！！」

「これが俺の道だ！」

・“クチナシ”

　PC②のサポート役として活躍する、FHチルドレンの少女。小型機械の蜘蛛を操る能力者で“黄金の蜘蛛の巣（スパイダーズ・ドレ）”と呼ばれる独自の情報網で情報収集とハッキングを行なう。

ウェーブの掛かった金色のボブと紅色の瞳、八重歯が特徴。性格は負けん気が強く口が悪いが、それは警戒心の現れで性根は臆病で怖がり。

　PC②の事を「マスター」と呼び、付き従う。

「おいマスター！ 聞いてんのかよ、おい！」

「へへっ♪ それくらいのハッキングならお茶の子さいさいだぜ！」

「アタシ、マスターと一緒にいたい！」

NPC効果：

タイミング：オートアクション

効果：判定前に宣言。対象の情報収集の判定ダイスに+2個、達成値に+2する。シナリオ3回

・“マスタースレーブ”

　榛名愛花を保持していたマスターエージェントの男性。

　現状維持を望まず人類の進化を望み、アナムネシスによる野望遂行を画策する。

　荒っぽい口調に騙されそうになるが、かなりの頭脳派かつ戦闘もそつなくこなす。

「さぁ！ 長きにわたる停滞期を乗り越え、今こそ歩み始めようじゃねぇか！」

「次の段階“ネクストステージ”への進化を！」

「良いねぇ。実に俺様好みな展開だ」

・“リヴァイアサン”霧谷雄吾（きりたに・ゆうご）

　UGN日本支部支部長を勤める、穏やかで冷静な物腰の男性。

　心に秘めた信念は人一倍熱く、現場に寄り添う発言と行動で深く信頼されており、N市においても重要な存在となっている。

「ジャームの大量発生ですか。ですが、皆さんの日常を護るため負けるわけにはいきませんね」

・“プランナー”都築京香（つづき・きょうか）

　知性と意志を持つレネゲイドウィルス、“レネゲイドビーイング”を集めて設立された組織、「ゼノス」のトップに立つ存在。

　見た目は穏やかで微笑を絶やさぬ少女だが、その容姿に見合わぬその明晰な知性はレネゲイドビーイングのさらなる進化のために使われる。

「万能の記憶アナムネシス。それは私達にとって■■■■叡智です」

・“反逆の聖人（イスカリオテ）”アルフレッド・J・コードウェル

　UGNの創立者のひとりであり、今はFHを統括する幹部として活動する男性。

　私有の戦力を抱えており、マスターレイスと呼ばれる息子たちが世界中で活動している。

　求める欲望も不明であり、非常に謎の多い人物である。

「新たなる世界のため、その可能性を確かめよう」

・"ディアボロス"春日恭二（かすが・きょうじ）

　N市に関わらず日本各地で活動しているFHエージェントのひとり。

　その特徴は強い生命力と不屈の闘志。敗北は数しれず、死亡を確認されたことも一度や二度ではないが、彼は必ず何度でもUGNの前に立ち塞がってくる。

「欲望を果たすその日まで、私は不滅だ」