俺たちに気が付かない!!これだけいるのに!!

女は新居で祖母の形見である手鏡を見ていた


新居は立地や間取りに対して家賃が安く

穴場の物件に入居できたと女は今も思っている


問題は形見の手鏡で

祖母はこの手鏡の事を声を写す鏡と呼んでいた


女は改めて形見の手鏡を見る


形見の手鏡には女の顔が見えなくなるほど

無数の声が写っていた


女に霊感は全くない

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