第18話

翌日、ここが警察病院と知らされ私に綾華の誘拐容疑がかかっていると知らされた。


昨日の時点でなんとなく気付いていたけれど

改めて告げられると、ショックがでかい。


両親は心配しているだろうか?

見捨てられたりしないだろうか?

そんな不安が頭から離れない


トントントン

ノックが聞こえる、

入っても大丈夫ですか?という声が聞こえる

瀬戸さんの声だ、大丈夫ですというと

ドアが開けられる。


昨日の二人が入ってきた。

昨日は持っていなかった資料のようなものを持っている。


「昨日、多田野光くんと一緒に行動していたとおしゃていましたよね?」


「はい」それがどうしたのだろうというような顔をしてしまったのだろうか、相田という刑事は、怪訝そうな顔をして、


「君が行ったと言っていた、ラーメン屋に確認を取って、カメラを確認したところ写っていたのは、君一人、店主も来たのは女の人一人だけだったとのことですよ。どうしてこんな嘘をついたのですか?」


そんなはずはない


「バスや電車は確認しましたか?私は彼と乗りました。」


「周辺のカメラを確認しましたが、光くんの姿は、確認できませんでた。」


そんな…


「それに、光くんは、8時頃に宅配便を自宅で受け取っていたというアリバイもある」


多分、私は彼に嵌められたんだ。


「彼から聞いたんだけど、君綾華さんが好きだったんだって?恋愛的な意味で…

綾華さんの両親も心配しているんだ、どこにいるか教えてくれるかな?」


「分かりません。」

どんな言い方でもこう答えるしかない。

なぜなら私は、本当に何も知らないから


ハァ〜というため息とともに、相田さんは部屋から去っていった。


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