第2話

一度家に戻り、僕は出かける準備を始める。


スマホ持って、財布を持って

最後のときのために、ロープと睡眠薬を持ってバス停に向かった。


夏の日が暮れる前だったのに風が冷えて寒かった


少し歩いてバス停につくともうすでに君はそこに座っていた。


ちょうどバスが来たので二人で乗り込み。一番後ろに座る。


同じクラスの人とはいえ、

女子と二人きりなんて慣れていないので、話題も出せず沈黙が続ていたが不意に


「殺したのは、北野綾華、部活が同じなんけど、方向性の違いでずっと喧嘩しててさ、部活帰りに駅の近くで話してて、それがヒートアップしてカットなって突き飛ばしたんだ。」


彼女は演劇部だった。


うちの学校の演劇部は全国的にも優秀な評価を受けている








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