第2話 タイム


 爽やかな記憶で

 覆い隠した

 ほろ苦い恋が

 青いまま

 

 10年の時を超えて

 目の前にふらり

 顔を出す

 

「久しぶりだね」

 あなたの声


 苦味は今

 旨味に変わって

 

 あの頃が

 鮮やかさそのまま

 今に咲く



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る