115 金糸雀
幼い頃人買いに売られた少年の遊び相手は籠の中の黄色い鳥だけだった。「おまえも不自由だな、かわいそうに」毎日仕事場に連れていかれる黄色い鳥に少年は同情し、ある日こっそり鳥を空に放った。黄色い鳥は青空の中、嬉しそうに囀った。真っ黒い顔を輝かせ少年は炭鉱の中に戻って行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます