第98話 バレー部、IH予選開始。⑤

圧倒的。


俺のあの一撃から流れがこっちに傾き、24-13と圧倒的リード状態に。


俺もこのセットだけで13得点を叩き出している。


これが東京都選抜にも選ばれた俺、藤堂潤だ。


でもここで全力を出しているわけではない。出してて7割くらいだ。


ここで全力出すと対策されそうなんで出さない。出せないじゃなくて出さない。


そして相手サーブを綺麗に流すとWエース、夕凪が最後に決め、25-13で第2セットも獲得。


2-0のストレート勝ちだ。


その後、家に帰ると萌音が甘えさせてとねだってきた。


もちろん甘々なので秒で承諾し、同じベッドで夜を過ごした。


朝がやってきた。


早朝4時半に起きた俺は、とりあえず普段走ってる道を往復して走る。


往復だと40km前後。起伏もあるこの道をほぼ毎日走ることで体力を維持している。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る