第33話 運命の告白
「私は、出会ってからあなたのことが好きでした。そしてバレー部の試合で、もっとあなたのことを知りたくなりました。不束者ですが、私と付き合ってください!!」
といい、博麗さんは顔を赤つつ、僕に告白してきたのだ。
もちろん、急に告白された僕も混乱し、
(え、あの博麗さんが...僕のことを好きなんて...なんて答えたらいいの?)
と一人悶える状況であることを博麗さんは知らない。
そして自分の気持ちに正直になり、導き出した。
「博麗さん。
こちらこそ、よろしくお願いします。」
と言い、僕は彼女に近づき2秒ほどキスを交わした。
その後にチラ見した博麗さんの顔はこれまでにないほど紅くなっていた。
僕だってそうだろう。
「私のことはこれから『萌音』って呼んでくれませんか?」
「いいよ、萌音。」
そう、この瞬間。
藤堂潤の「彼女いない歴=人生」は終わり、藤堂潤と博麗萌音はお付き合いを始めた。
そして、博麗萌音の初恋も実ったのだった。
この後の2人は、距離感がぎこちなかったのは言うまでもない。
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