第102話 多動認める

しらばく夫は、夏休み。

家族4人で過ごす恐怖の夏休み。。。

気がつけば、常に意味不明な単語を発している夫。

言語化するのも難しい。

自宅でも、車の中でも。


旅先への道中、車で半日移動。

夫が予約した宿へ。

宿の名前は事前に聞けたが、それ以上聞くと「偉そうに聞くな!」怒。

よくわからないまま旅支度。

特に行きたい場所でもないと言うので、、、それならもう少し近い方が…と事前に話しても、絶対に変えない夫。

俺が決めたものに従わせなければいけないからだろう。

車中、常に意味不明な単語を発し、ひたすらオナラをし…ラジオから聞こえてくる全ての事柄に反撃する。

ちなみに、オナラは自宅でも凄まじい。。。

自宅ではトイレも閉めない。。。


岸田総理の声がしたら「コイツは本当に馬鹿だな! バカさ加減が声からわかる。ニッポンの政治家は〜」と永遠に批判。

地震情報が入れば人工地震だと騒ぎ、更にはそのメカニズムまで披露。

勿論、今回の地震や台風により交通規制は、ニッポン人が移動せず経済が回らないようにする世界からの戦略であり、コロナの時と同様ニッポン人を騙すためのもの。といったところ。


買って数ヶ月の車。

様々な機能が搭載され、設定すればまるで自動運転?というくらいに速度やハンドル操作をしてくれる。

しかし、夫いわく「電磁波を感じる、手がビリビリする」と。

車からビーム?を出して車体を自動コントロールしているので、電磁波を感じるらしい。

勿論、自宅でもレンジは大騒ぎ。。。


あまりの父親のガサガサした行動に、娘達が「多動だ」と本人へ。

本人あっさり認める。

あと、何日夏休みだ?

今日も頭痛薬飲んではじまりはじまり~。

ちなみに、私は歳を重ねて…ゆったりと丁寧な暮らしを好むタイプ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る