「でもお父さんは反対するでしょ？」

「お父さんは離婚したので関係ありません」

「そうなんだ……」

「先生のせいじゃないですよ。うちの問題です」

「うん……」

「先生がいなくなって私がまた引きこもるようになってから、私にとって先生がどれほど大きな存在だったか理解したみたいで、もの凄く後悔してたんですよ」

「結構俺のせいな気がしてきた」

「その後ケジメをとるって離婚して、養育費もいっぱい払ってくれるので今はそこそこ仲良くなったんです。先生のおかげですよ」

「なら、いいか……？」

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