欠伸して住処と成すか春炬燵

欠伸あくびして住処すみかすか春炬燵はるごたつ



※こちらも第2回短歌・俳句コンテスト俳句二十句部門『猫』からです。


季語は、春炬燵です。

春めいてきても、まだしまわれていない炬燵のことをいいます。


電源が入っていたらもちろんですが、入っていなくても、冬の終わりでも、欠伸をしながら、ここが住処、とばかりに炬燵で過ごしている猫の様子を詠みました。


こちらのお宅の炬燵がしまわれないのは、面倒くさいから、つい、ではなくて、まだ炬燵をしまわないで、と猫が言っているような気がするから、なのかも知れませんね。

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