第14話

882:スレ主

とりあえず、聖女に怪我がない事を確認して

誘拐犯達はふんじばって、クッキーに括り付けて帰ろうとしたんだ

まずは、学園長に報告した方がいいと思ってな

誘拐犯の魔族たちのことも、任せた方がいいとおもったってのもある


883:名無しの異種族

んん?

そういえば、二ヶ月くらい前に王都郊外の墓地でなんか騒ぎがあったような??

え、もしかしてアレってスレ主??


884:スレ主

>>883

たぶん、この誘拐事件の時かなぁ

時期が一致する


885:883

マジか

衝撃で家が揺れてさ

なんか、ガス爆発か魔法の誤爆があったとか、地震だったとか色々言われてたけど

あれってもしかして、クッキーのジャンプだったのか


886:スレ主

>>885

いや、その後、誘拐事件の黒幕魔族が出てきて

派手にドンパチしたから

それかも


887:名無しの異種族

誘拐事件の黒幕?

前の事件の黒幕とは違うの?


888:スレ主

違う

誘拐事件の黒幕の上司が、代表や犯人を操ってた黒幕A

今回の誘拐事件の黒幕は、その部下だから、黒幕B


889:名無しの異種族

ややこしいなぁ


890:名無しの異種族

えーと、つまり、その黒幕Bと戦ったってこと?


891:スレ主

だって、ご所望されたんだもん

一戦遊ぼってさ


892:名無しの異種族

スーレ主くーん、遊びーまーしょー♪

ってお誘いされたわけか


893:名無しの異種族

※ただし戦闘


894:名無しの異種族

※ただし殴り合い


895:名無しの異種族

※ただし殺しあい


896:スレ主

>>895

殺し合いではなかった

その時のやりとりが、こんな感じだった


さぁ帰るかってなった時に、黒幕Bが現れた

黒幕Bは、やっぱり人間の姿をしてた

どこにでも居そうな、たとえ街中ですれ違っても興味を引かない人間の、女の子の姿をしてた


「まさかそっちから来るなんてねぇ。

入れ違いになった時は、どうしたものかと思ったよ」


どうやら、俺のとこにきた侵入者の救出or抹殺と、俺をもう一度さらおうとしたらしい


「君は、思った以上に行動力の塊みたいだ。

それに、ふーん?

たしかに面白いね、君」


勇者主従や聖女には目もくれず、なんか、めっちゃ俺の事見ながらそう言ってきた


「あの方がどうして君みたいな、地べたを這いずる虫のような存在に興味を持ったのかわかったよ。

それはそうと、噂にきく【大賢者】は別行動中かい?」


そこで、俺たちはこの黒幕Bが勘違いしてることに気づいた

勇者主従と聖女は、なんか凄く複雑そうな顔で俺と黒幕Bを交互に見た

それをどう受け取ったのか、


「まぁ、【大賢者】がここにいないのはある意味では好都合か」


そう言ったかと思うと、一気に間合いを詰められて襟首掴まれそうになった

バイトリーダーを思い出した

バイトリーダーの方が速かったから、なんとかなったけど

これがバイトリーダーだったらやばかった


897:名無しの異種族

悲報、魔族側、まだスレ主の正体に気づいてない


898:名無しの異種族

噂ってすごいなぁ


899:名無しの異種族

噂っていうか、思い込みもありそう

実際はどうなのか知らんが


900:考察厨

まぁ、王都の冒険者ギルドでも書類の不備があったからなぁ

その修正されたのが出回るまで、時間もかかっただろうし

下手すると、ここまでくると学園側の書類も不備があった可能性微レ存


901:名無しの異種族

あとさ、モブ顔ってのもだけど

スレ主がガチガチに殴れる暴れることが出来るってのもあるのかもな


902:名無しの異種族

あー、たしかに

【大賢者】でも【賢者】でも

このギフト持ちって、こう、大人しくてお勉強できそうなインテリイメージ強い

でも、実際のスレ主は……


903:名無しの異種族

この時点で、各事件の犯人殴りまくってるな


904:名無しの異種族

めっちゃ暴れてるよな


905:名無しの異種族

なんなら、クッキーだって睨みきかせて惚れさせてるし


906:名無しの異種族

体育会系のそれなんよな


907:名無しの異種族

体育会系に失礼だろ


908:名無しの異種族

じゃあ、脳筋のそれ

あと、何でバイトリーダーの方が魔族より速く動けんだよwww

おかしいよwwwバイトリーダーwww


909:名無しの異種族

個人的には、この聖女誘拐事件時においても

黒幕Aがスレ主の正体に気づいてなくて草


910:名無しの異種族

つーか、なんでスレ主狙ってるん?

聖女はわからんでもない

でも、誘拐するならそれこそ大賢者だろ?

けど大賢者とスレ主は、魔族側からしたらイコールになってないっぽいし


911:スレ主

>>910

それもここから説明できる

俺も不思議だったから、なんで俺も?って質問した

黒幕B曰く


「本当は、大賢者も一緒にさらうはずだったのに。

鼻がきくのか、君を身代わりにしたみたいだからね。

こちらとしては、君にも来てもらう予定だったから別によかったんだけど。

君は想像以上に力を持ってるみたいだ。

君、何者だい?」


912:名無しの異種族

元飲食店でバイトしてた能無しです


913:名無しの異種族

元飲食店従業員です


914:名無しの異種族

元飲食店でバイトしてて、店長夫妻とバイト仲間に訓練されて化け物級に強くなった学生です


915:名無しの異種族

はたしてスレ主の答えは?


916:スレ主

たしか、想像に任せるとか、そんな感じで返したはず

でもさ、黒幕Bが明らかにヤバそうなのはわかった

けど俺も聞きたいことがあった


「なんで殺害じゃなくて誘拐だったんだ?」


俺は黒幕Bにそう聞いた

続けて、こう付け足した


「だって、【聖女】や【大賢者】、【勇者】もだけど魔族にとっては天敵だろ?

暗殺、殺害ならわかるんだけど。

誘拐だ。

つまり、生きて捕まえるだけの目的があったはず。

身代金目的かともおもったけど、それならそういうメッセージが届くはずだ。

でも、そんなものは無かった」


ここで俺は聖女を見た

見て、ここでの考察を引用さてもらった

人の生皮剥いで云々のやつな

それを言ったんだ


「お前ら魔族は人間の生皮を剥いで、それを被り、成りすます。

だから、聖女もそれをされたんじゃないかともおもったけど。

どうやら、彼女は捕まえただけでそういった事はされてない。

なんでだ?

聖女と入れ変われたら、潜伏活動もしやすくなるだろ?

すぐにでもそれをすると考えたけど、違うのか?」


917:名無しの異種族

まぁ、たしかに


918:スレ主

これを聞いて、勇者が嫌そうな顔をした

従者と聖女もなんてことを言うんだ、みたいな顔をしてさ

そういや、掲示板のこと話してなかったなぁってなった


919:聖女

本当、あの時はこの人はなにを言い出すんだろうと思いましたよ


920:勇者

あ、これでいいのか?

面白いな、ここ

ギルドカードにこんな機能あるなんて知らなかった


921:名無しの異種族

……ん?


922:名無しの異種族

え、このコテハンって


923:従者A

えーと、ここでの呼び名、スレ主さんが命名した名前で

これでいいのかな??


924:従者B

ギルドの受付さんに教えてもらわなければ、ぜったい気づかない機能だよ、これ

それに、スレ主さんに対してあらぬ誤解をするところだったね

てっきり、デートかと


925:名無しの異種族

なんかコテハン勢が増えとる

:(´◦ω◦`):ガクブル


926:名無しの異種族

待て待て待てwww

このコテハンってwww


927:名無しの異種族

え、モノホン??


928:スレ主

緊 急 速 報!!

俺氏、同級生兼仲間に取り囲まれてるでござる


929:スレ主

あ、ありのまま起こったことを話すぜ

:(´◦ω◦`):ガクブル


ブックカフェの個室(鍵なしの方)で、これを書き込んでたら

いつのまにか、同級生兼仲間に包囲されてた件


な、なにを言ってるのか分からないと思うが


930:名無しの異種族

大丈夫、意味は通る


931:名無しの異種族

平気平気

お前の元バイト先の人たちやエピソードより、まだ普通の話だ


932:考察厨

おやまぁ

……初めまして、聖女=サン、勇者=サン、従者A=サン、従者B=サン


933:聖女

あ、こちらこそ、初めまして

(*・ω・)*_ _)ペコリ


こうするんですね

かわいいですね、これ


934:名無しの異種族

考察厨がちょっと動揺してるの草


935:勇者

てっきり個室で事に及んでるのかとばっかり思ってたら

拍子抜けした


936:特定班

察するに、出歯亀しにきたんだな


937:聖女

いえ!

そんなんじゃないです!

ただ、スレ主さん、ここではスレ主さんと呼ばれてるのでそう書きますが

スレ主さんがお付き合いしている方がいるのなら、是非とも仲間としてご挨拶しておこうかと思った次第で!!

決して決して、他意はないです!!

ふしだらな行為に及んでるとか、欠片も思ってないです!!


938:名無しの異種族

寮で、びっくりするほどユートピアやるようなやつが

ブックカフェの個室、それも鍵なしの方で事に及ぶわけないと思うが……


939:名無しの異種族

>>937

そう思って、乗り込んできたんね

そっかそっか

(*´ω`*)


940:勇者

事に及ぶ云々は冗談だったんだけどなー

でも、読書デートはありうるなって思ってた

時々、クッキーおいて出かけてたし


941:スレ主

別スレ立てて実況してただけなのに


942:名無しの異種族

実況してんじゃん、スレ主


943:名無しの異種族

なんか、アレだね

浮気を疑われて調査されてたみたいに見えるの、草なんだけど


944:考察厨

流れをぶっ斬りまくってるから、ついでに聞いとくか

勇者=サンたちは冒険者ギルドで、この掲示板機能について聞いたん??


945:勇者

そうそう

ここに来る前に、よく利用する冒険者ギルド行って

スレ主が、よくギルドカード見ながらなんか操作してるけど

なにしてるかわからなくて、ギルドの受付で聞いたんだよ

あれってなにしてるんですかー?って

そしたら教えてくれた


実況活動なんてのがあるのも初めて知った


946:名無しの異種族

な、なるほど


947:名無しの異種族

スレッド終わる前に書き込みできて良かったな


948:スレ主

え、あ!

もうあとわずかじゃん

仕方ない、たぶんここじゃ書ききれないから

ここで一旦落ちる

別スレ立てるわ


949:名無しの異種族

了解


950:名無しの異種族

勇者=サンたち、またあとでなー

(・ω・)ノシ


951:名無しの異種族

聖女=サン、従者A&B=サンも

あとで書き込み待ってるぞー

(*´∀`)ノシ


952:聖女

???


953:スレ主

勇者たちに説明するから、ちと時間もらう


954:名無しの異種族

おkおk


955:名無しの異種族

じゃ、またあとでなー

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る