第4話

101:考察厨

悪い悪い

でも、顔ってのは重要だぞ

何故かレアギフトホルダーって、容姿が整ってるから

よくそのことで弄られてるし


102:名無しの異種族

たしかに


103:名無しの異種族

神が二物以上与えててクソ、とか言うのはよく見るな


104:名無しの異種族

たしかに


105:名無しの異種族

レアギフトだけじゃなく、顔立ちも整えやがって、みたいなのはよく見る


106:特定班

ただ単に、健康診断した医師と書類用意した奴が普通に仕事しただけだ

でも、世間の噂には尾鰭どころか背鰭もつくから

結界的に、【大賢者】はめっちゃイケメンのハイスペ少年のイメージがついたってだけ

たぶん、魔族側もそのイメージに引っ張られてるんじゃね?


107:スレ主

フツメンでも、いい事があるもんだ

(´;ω;`)


108:特定班

あと、【勇者】主従の容姿は肖像画が出回ってるってこともあって知られてるから

その相方というか、仲間になるやつだから当然美形だろっていう先入観も働いてるんだろ

知らんけど


109:考察厨

とにかく、学園内に魔族がいるんだ

気をつけろよ

あとで、魔族かもしれない奴のリスト送る


110:名無しの異種族

学園長にスレ主経由で情報流せよ


111:考察厨

>>110

流したところで、信じて動いてくれるかわからんからなぁ


112:名無しの異種族

まぁ、学園長も結局は雲の上の存在だしな

スレ主伝手で情報流しても、じゃあどこからその情報得たんだってなって

情報の出処が掲示板でした、ってなっても信じるかどうか


113:名無しの異種族

100ぱー信じないと思う


114:考察厨

とにかく、スレ主に情報流して自衛してもらうしかないだろ

魔族側も、スレ主=大賢者のギフト持ちって気づいてないみたいだし


115:スレ主

気づかれたらどうしよう?


116:名無しの異種族

>>115

ギフトとスキルでボコる


117:名無しの異種族

気づかれる前にボコる、というのもアリなのでは?


118:名無しの異種族

ギフトとスキルで、一応ボコれるもんな

対魔族用の魔法を覚えるのもありだと思う


119:考察厨

気をつけなきゃいけないのは、入れ替わってるかもしれない、情報流してるかもしれない

ってだけだ

確証がないと、ただの暴行事件になる


120:名無しの異種族

たしかに


121:名無しの異種族

向こうから手を出してきてからボコるしかないか


122:名無しの異種族

なんで、スレ主の正体がバレてボコる前提なんだよwww

現状のこと考えるなら

勇者主従や聖女との関係が良好なら、そっちにそれとなく相談して助力を得ればいいだけだろ


123:考察厨

あ、たしかに


124:名無しの異種族

おいwww

この考察厨、ほかの考察厨と違ってアホだぞwww


125:名無しの異種族

でも、スレ主本人もどっかで書いてたけど

ステゴロ得意みたいだし


126:考察厨

スレ主

勇者主従や聖女は、ぶっちゃけ信用できそうか?

スレ主の話を聞いてくれそうか?


127:スレ主

うーん、どうだろ?

仲良くさせてもらってはいるけど

付き合いはこの数日程度だし

聖女はともかく、勇者主従達は俺のこと信用してはいるかな


128:スレ主

というか、命の恩人ってことで恩義を感じてはいるみたいだ


129:名無しの異種族

なるほど


130:考察厨

少なくとも、勇者主従達は入れ替わってはいないはずだから

さらにスレ主から助けてもらったことで恩義を感じてるなら

協力してもらって、これ以上被害を出さないようにするのも手だな

スレ主、どうする?


131:スレ主

どうする、と言われても


132:考察厨

俺としては、お前の学園生活報告スレという

日常報告スレを楽しみにしてるんだ

だからこそ、お前には自衛してほしいし、万が一のことがあっちゃいけないと思って、こうして動いてる

それは、特定班もおなじだ


133:考察厨

でも、俺たちが動いたところで学園や国の上層部が、俺たちの集めた情報を信じるとも思えないし

それをもとに動くとも思えない

俺たちの言葉や意思は、雲の上には届かない


134:スレ主

それは、うん、わかってる


135:考察厨

あと、現状はお前や聖女の負担も増え続けてる

魔族に対して、隠れつつ一手を打ち込んだ方が、今の労働環境諸々を少しは良くできるんじゃないかと考えてる

あと、犠牲者も減らせるだろう

それを踏まえて、お前に訊く

スレ主、お前はどうしたい?


136:スレ主

そうだなぁ

できれば、平穏に学園生活を送って卒業したい

現状は、俺が想像してたのとは違う学園生活だし

……入学式まだだけど


137:スレ主

せめて、小石や卵を投げつけられる生活からは脱却したい


138:名無しの異種族

初っ端で、誤解から石投げつけられる生活だからなぁ

卒業まで、結構大変そうだとは思うが

それでもなんとかしたいんだな


139:スレ主

信用云々、現状の俺の扱いを抜きにして書くなら

勇者やその主従、あと聖女とは友達になれたし

勇者主従に関しては、恩義を感じての関係だと思ってるかもしれないけど、そういうの抜きで俺は友達だと思ってるから

だから、友達と卒業式まで、楽しく過ごせるようにしたい

今動いて、後々楽しく過ごせるならその方がいいと考えてる


140:考察厨

なるほどな

じゃあ、勇者主従の協力を仰ごう

スネークがいれば話は別なんだが

まぁ、いないものを当てには出来ないしな


141:名無しの異種族

運が良ければ見に来るかもだけどな、スネーク


142:考察厨

掲示板のことは取り敢えず伏せて

知人にそれとなく現状を伝えたら、もしかしたら学園側から情報が漏れてる可能性があること

事務員の中に魔族が紛れ込んでるのかもしれないって、勇者主従達に話してみろ


143:考察厨

で、そんなこと考えられないとか考えにくいとか言われたら

神話の書き込みのことを話せ

そして、学園内の図書室でも、王都内の図書館でも行って神話の魔族が生皮はいで入れ替わった話について調べてみればいい

それは実際にあったことだ、とエルフの学者が書いた論文があるから


144:スレ主

わかった


145:考察厨

そして、勇者主従の協力をしっかり得られたら

また書き込みにこい

いいな?


146:スレ主

了解(`・ω・)ゞ


――――――――




――――




――……


490:スレ主

勇者主従たち、信じてくれたー


491:名無しの異種族

あ、戻ってきた


492:名無しの異種族

そうか、信じてくれたか


493:スレ主

これ以上、被害者を出したくないってのは勇者主従も考えが一致した

だから、学園長にこの事話してみるってさ


494:名無しの異種族

そうか


495:名無しの異種族

まぁ、仮にも勇者からの言葉なら信じてくれるか


496:考察厨

論文のことは言ったか?


497:スレ主

一応


498:スレ主

これから話に言ってくれるらしい


499:考察厨

そうか


500:名無しの異種族

しかし、学園の中で殺した方が楽だろうに

なんでわざわざ襲撃なんだろうな


501:考察厨

王都内だと、さすがに好き勝手動けないからだろ

結界の中なのは変わらない

本来の力が発揮できないんだよ、たぶんな

だから、外で襲撃して殺してるんだ


502:考察厨

それに、王都内だと聖女やスレ主に蘇生させられる

それだったら、王都の外で確実に殺した方が、蘇生させられる可能性をグッと減らせるだろ

蘇生ってのは、時間との勝負みたいだしな


503:名無しの異種族

あぁ、そっか

火で焼かれてたりすると、蘇生出来ないんだよなぁ


504:スレ主

正直なこと言うと、蘇生出来なかった在学生&新入生もいる

焼かれたり、発見が遅れて時間が経ちすぎていたりでな


505:名無しの異種族

まぁ、だろうな


506:名無しの異種族

そういや、スレ主と聖女は現場に向かってから蘇生してるの?

それとも運ばれてきたら??


507:スレ主

王都を活動の拠点にしてる冒険者達からの通報を受けて、現場に行って蘇生してる

【運び人】のギフトホルダーが転移魔法使えるから、それで送って貰ってる

運び人は、俺が聖女の雑用係としてくっついて来てると思ってるっぽい

モブ顔のおかげか、ほんと誰にも俺が【大賢者】だと思われてない


508:名無しの異種族

そ、そうか


509:スレ主

真夜中でも通報があったら、行かなきゃいけなくて

疲れた_:(´ `」 ∠):_


510:スレ主

これから仮眠とる予定


511:名無しの異種族

そうか


512:名無しの異種族

よく寝ておけよー


513:スレ主

またなんかあったら書き込むかスレ立てする

(・ω・)ノシ


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る