🐾Cat.2✨『保護猫譲渡会』という『養子縁組』✨
「猫砂」のことを書こうかな? と思っていたのですが、こちらにしました。
このタイトルをみて、「うんうん、そうよね~」とさっとご理解いただける方はそこまで多くはないのかな、と思うのですが、でもなんちゃって猫部に颯爽と現れてくださった皆様方の中には、たくさんいらっしゃるかもしれません(すごい!)。
どうして予定を変更して、「猫砂」ではなく「保護猫」「譲渡会」というテーマを持ってきたかと申しますと(もうしにゃすと!)、
入部申し出の方の中に、
「猫飼いたいけど、ぼく猫アレルギーなんです!」
「家族が反対してます!」
「実はイヌ派」
「譲渡会なんてあるんですね~?」
という方がおられたので。まずは保護猫のことを少し。
(主に時間の制限のために、網羅はできませんので、少し、です)
『岩合光昭の世界ネコ歩き - NHK』
なんていう素晴らしい番組もあるので、世界のノラネコ事情を映像で観たことがある方も多いとは思うのですが、世界には、街の中で自然に暮らす猫たちと人間が「共生する社会」というものも少なからず存在しています。かなり、対等です。
でも、感じ取るに、日本は「対等」ではないですよね。(私はそう思っています)
そんな中で、一部の猫ラバー:自称『下僕』『召使い』『お世話係』という私や「あなた」は、猫たちと「対等」の関係、「大事な家族」もしくは「ネコは神!」という意識で日頃猫と接している方が多いと感じています。
反面、猫を「害獣」と捉えて毒餌をまく人物も存在します。
前置きが長くなってきちゃった。本題に行こう!
最初は猫がすき! だけでいいのですよ!
でも、なんかむずかしそうだから、読むのやーめた! でも仕方ないです。
――
譲渡会! それは、保護猫たちとお見合いする会!
譲渡会! それは、猫のための 人間による 里親を見つける会!!
です。
声を大にして言いたい。
譲渡会は、猫のための会です。決して私たちのための会じゃあないんです。
あ、ハードル上げちゃいました?
いえいえ、一応ね。
猫がかわいい、猫欲しい。――ペットショップが、私たち人間のために用意されている手段だとするのだとすれば、
「困っている」猫を家族の一員として迎えたい。なぜならそれくらいの甲斐性はなんとかあるから。――保護猫を迎える、とはそういう考えでいてほしいのです。
(※「困っている」も人間の一方的な考えであり、おしつけでもあるという考えも一部私は持っています。でも放置すれば儚くなる命を救いたい、と願う人たちの活動であることは確かです)
「保護猫って
この考えで譲渡会へ行ってはいけません!
先に申しておくと、保護猫を迎えても、結局お金はかかります。
当然、何十万もの値段がつけられてしまう血統書付きの猫を家族に迎え入れるのであれば、初期費用は相当かかるでしょう。そういう意味では保護猫は「安い」かもしれません。
譲渡会に参加している猫たちは、すでに避妊去勢手術をすませていたり、ワクチンや各種感染症の検査をすませている子たちも多いので、その部分の初期負担も軽減されることも多いです。でも、猫ははっきりいってお金がかかります! お世話も楽ではありません。(楽な部分も多いですけど、楽ではないと言っておきます。あえて少しだけハードルをあげます)
反発を恐れずに言えば、ペットショップを完全に否定しているものではありませんが、部分的には大いに否定しております。でも、生まれてきた猫たちの命は等しく平等で、ペットショップで売れ残ってしまった子を見かねて引き取りにいく人たちがいることも知っています。
なにより私自身、月齢幾ばくもない仔猫がショップの片隅で弱っているのを見かねて、お金を握りしめて走ったことがありました。でも、たった数日のうちに、その子はいなくなっていました。誰かに買われたのかどうかは、怖くて確認できませんでした。
人間社会にある、養子縁組には、複雑で、段階を踏んだとても長い審査があります。なかなか親として認めてもらえません。手続きも大変です。
これと全く同じに、保護猫のための譲渡会があると考えてください。(当然、人間の子よりは手続きはずっと楽ですが)
仕方ないのです。被虐待やらなにやらの、悲しい猫たちが生まれないようにするためには。私たちは、審査されてしかるべき悪行を地球上で繰り広げていますから。
――
保護猫
というからには、保護をする人間、もしくは団体
が存在します。
・保護猫ボランティア
・サクラ猫
・耳カット
・リリース
・TNR
(=rap(トラップ)の「T」 、新たな子猫を生まないように不妊手術させるNeuter(ニューター)の「N」、猫を元いた場所に戻すReturn(リターン))
・ずっとのお家
・フォスターペアレント
・ミルクボランティア
など、そんな用語が存在します。
私は、保護猫活動をしている方々の活動のすべてを盲信しているわけでは決してありません。
でも応援しています! それは間違いなく、猫の命を救っているから。「ずっとのお家」が見つかるよう、猫のために、彼らは活動されているからです。
ただ、このうちには、人間側の都合によるエゴイズムが多分に含まれているとも考えていて、そのために心はずっと痛いです。でもだからといってどうすればよいのか、その答えは見つからず、バランスをとる以上どうしても仕方ない部分はある、でもつらい! という複雑な感情を抱えています。
具体的にどの部分が、つらい!のかは、察していただける方のみ、今は察していただけたらいいかなと……(またどこかで話すかもしれませんが文字数と時間の都合もあり)
あなたも、「ずっとのお家」を探しているかもしれない猫のために、保護猫たちのことをちょっと考えてみませんか?
参考
・東京キャットガーディアン
https://tokyocatguardian.org/
・みなと猫の会
http://minatoneko2014.blog.fc2.com/
・ARK
https://arkbark.net/adopt/cat/
検索してみてください。
東京キャットガーディアンには、DラボをやられているDaiGoさんも多額の寄付をしており、彼自身が引き取った猫たちもすべてこの団体からだと公言しておられます。
各地に保護猫ボランティア団体はたくさんありますが、みなさん時間と費用の制限から、あまり手広くはやれていない実態に悩まされる中、おそらくもっとも精力的に活動を広めていっておられる団体です。色々な動画や困っている人たちを繋ぐ活動(たとえば震災で家をなくした飼い猫たちの一時預かり先を繋ぐ支援など)をされておられます。
ご自身の住む「地名」と「保護猫譲渡会」で検索すれば、おそらくたくさん情報が出てきます。興味を持ったなら、ぜひ調べてみてください。
※ボランティア団体情報をお待ちしています。列挙に含めます。
雑多な感じになってしまいましたが、このくらいで。
ありがとうございます!
――
補足
譲渡会と保護猫、という視点で書きましたが、譲渡会やボランティア団体を経由せず、直接保護に至る方々について:(私もそうです)
おそらくなんですけど、野良猫たちはかなり警戒心が強いので、「姿を見せる相手」=直接保護に結びつく人たち、は、すでに猫に審査されている!
こいつらにゃら、あんしんにゃ?
ということでもあって、だからそういう方々はこの記事は要らないのではないかとはおもっています💛
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