生きづらさと一緒に。

さく!

自傷行為で延命処置。

よぉ!これを読んでくれてる皆!はじめまして!さく!です。ざっくり私の経歴を書いていくと中学不登校⇒通信制⇒受験間近にOD(薬の過剰摂取)して入院⇒浪人確定!という異色な経歴を持ってるよ。


ODしたのは誤解はされたくないけど死ぬ気はなかった。死ぬ気はなかったんよ。薬は10錠しか飲んでない。10錠であの世へレッツラゴーできるわけないやん。(危険なのは変わりないが。)じゃあなんでそんなことしたの!って思われるけど自傷行為することで希死念慮と一時的に切り離されるから。自分の体を傷つけたりODしたりするとスッキリする。死にたいけど死ねない。そんな気持ちを一時的に消してくれる。まぁ、しばらくしたら希死念慮はまた私の心の中に帰ってくるが……。


私も自傷行為に手をつける前までは彼彼女らはどうしてそんなことをするのか疑問だった。リスカは跡ができるし、過食嘔吐はかえって太りやすくなるし、ODは脳に後遺症できるかもだし自傷行為はデメリットが沢山あるのが事実だ。初めて自傷行為をやる前までは私は自傷行為=怖いもの、恐ろしいものだと思っていた。


しかし、死にたい、消えたい、頑張りたくない。自傷行為によってこういったやり場のないネガティブな気持ちを発散できる。情緒が一時的に安定する。そう私の脳が学習してからは定期的にわざと嘔吐したり、ODしたり止まらなかった。親にバレないよう色々工夫したものだ。じゃあなぜ、入院したのか。ある日、このままじゃだめだよなと思い、精神科の主治医に自傷行為のことを自己申告したからだ。心のどこかでやめたいという気持ちがあったのかもしれない。自傷行為=いけないことと微かに私の脳が認識していた。それで1週間程入院したわけだが結論から言うと治らなかった。


1週間で退院できたわけは、任意入院だからだ。任意入院は患者が退院したいと言えば退院できるシステムで、入院生活に耐えれなかった私は3日程経ってから回復しました!元気です!の振りをして退院した。どうやら病床の空きがそこしか無く、私が入院した病棟は重度の精神病の人が多かった。気が狂いそうだった。明らかに正常じゃない人が多いから。


完全に治った訳じゃないが、かと言いまた入院もしたくない。だから、希死念慮を隠して生きることを決意した。現実世界限定だが。誰も認知しない私のTwitterアカウントのツイートは病みのオンパレードだ。仲のいい友達には見られたくない。Twitterに友達の愚痴を書いてる訳じゃないからそこは誤解しないで欲しい。


学校での私は明るい。そんな私が「死にたい。」とか「病んだ。」とか言ったら今まで積み上げてきた明るくておもしれー人間ポジションが一気に崩れてしまう。それはごめんだ。中学不登校で高校入ってからは自分なりに頑張って積極的に人と関わり、行事に参加したりして今の私を積み上げたのだ。それがひとつの発言で崩れるのが怖い。きっとカミングアウトしたらしたで友達は受け入れてくれるだろうが、万が一の可能性を考えると打ち明ける勇気がなくなってしまう。何年も付き合った友達なのに腹が割った話ができない。避難や否定が怖い。我ながら弱い人間だなと思う。


自傷行為はなにも死にたくてやってるわけじゃない。むしろ死から忘れる為にやっている。ただ、死から遠ざけれる方法が自分を傷つけるというだけで。それは問題だと当本人も分かっている。やめたくてもやめれないし、傍から見たら自分を傷つける行為に理解できない人もいるだろう。


この世界で生き延びるために必死なのだ。死ぬ勇気もなく、かといって生きたくもない。でも死ぬのは怖い。生きる怖さは知っているが死ぬ怖さは知らない。知らないものに飛び込むのが怖いなら自傷行為してでも知っている生きる怖さを選ぶ。私の場合はこんな感じか。これからも生に怯えながら生きるのだろう。いや、もう、惰性で生きている。私は今を生きているのだ。未来なんか知らない。


【自傷行為で延命処置。終】

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