第2話
もうすぐ2月14日。
世間の男女は、皆そわそわしていた。
明日香は、友人の
※幼馴染みは希美だけ。
女子たちは、昨年のバレンタインについて盛り上がっていた。
瑠花が「明日香ちゃんは誰に本命チョコを渡すの?」と聞いたら 昨年のバレンタインデーの話になったのだ。
「つまりそれって…アンタはフラれたって事?」
「明日香ちゃん…可哀想…」
ニヤニヤと笑う葵と 涙をうるうると浮かべる瑠花。
「べっ別に…!! 只のギリギリチョコですわ!! だからもういいんですの!!」
「ギリギリチョコって…何?(義理チョコの事?)」
「全く…素直じゃないんだから…」
すぐ傍で明日香たちの話を聞きながら 溜め息を吐く希美。
「……と言う訳で!! 私は本命チョコは作りません!! 友チョコしか作りませんわ!!」
※友チョコ…友達のみに渡す用のチョコレート。
「そ…そっか…」
「はいはい…分かったわよ」
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