ギルド長も使いよう②

賢者「実はですね、勇者様はギルド長の歓待を待ちきれず、酒を飲んでしまって、その、やらかしてしまったのですよ」

ギルド長「なんと!」

賢者「酒の席だったので、問題にはならなかったのですが、戒めとして自分に罰を与えているのです」


ギルド長「おおそうでしたか……。分かります、分かりますぞ!私もついハメを外してやらかしてしまうことは良くありますからな!」

賢者「分かりますか!いや勇者様もギルド長を見習って欲しいものですね」

ギルド長「はっはっは!なんのなんの!ぜひ直々にやらかさない、やらかした時のテクニックを伝授しましょうぞ」


賢者「ははは、それは良い考えです。……せっかくですから、ギルド長。持ってきて頂いた果実を、一番おいしいこのタイミングで、食べさせてやってくれないでしょうか」

ギルド長「ん?……そうですな!せっかくここまで持ってきたのですから。一口も食べずに、というのはあまりにですな!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る