地下牢にて⑤

魔法使い「……でも王様も怪しいと思ってるでしょ?」

賢者「……そうですね」


勇者「はひふはい」

魔法使い「あしくさい?」

勇者「ひはう!」


賢者「そうです。らしくない」

賢者「魔術師を控えさせていたことからも、勇者が逆らうことを見透かしていたかのような対応でした。いつも一方的ではありましたが、それでも勇者を信用して動かしていました」


勇者「ほへはひひははっは」

魔法使い「小枝耳に刺さった?暴れてるからだよ勇者」

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