【東京 ⇒ ???】 輝きの向こう側

 10時30分


 出発の時間が近づいてきた。

 ラウンジを出て、乗り場へ向かう。


 私を待ってくれている大きな体躯が目に入る。

 これが私を遠くへ運んでくれるのだ。


 いよいよ出発。

 体調が良くなることを祈りつつ、私はそれに乗り込んだ。








 乗り場の電光掲示板には、こう表示されていた。








 『かがやき 金沢』



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