隣の席の女子がASMR声優だった

@naoki1127

第1話隣の席の女子がまさかの・・・

「やっぱりCreamさんの声は良いな〜」

自室で寛ぎながら秋名悠は

asmrを聞いていた

「この可愛い声でおはようとかいわれて

 みたいな〜」

僕が今聞いているのはCreamと言うasmr

声優だ。最近徐々に人気が出てきている

「やべ、もうこんな時間だ。早く出ないと。

 高校の入学初日から遅刻はやばいからな。

 Creamさんのasmr聞いてると時間が

 溶けるんだよな~」

そんなこんなで、高校につき、長い長い発表

を聞いていた

そして教室に着くなり、生徒の各々が

席の隣や上下の生徒と話していた。

僕も華の高校生活を送るためには友達は

必須だなと考えた。

「あの・・・」

僕は隣の席の女子に話しかけた

「なにかしら?」

その声を聞いて僕は違和感を覚えた

なんか聞いたことのある声だなと

「あの、趣味はなんですか?」

「なに、あなた?急に趣味を聞いてきて」

「いや〜友達になりたいな〜と思いまして」

「・・・趣味は特に無いわ」

「趣味"は"なんですね」

「・・・あなたが趣味だけしか聞いてこない  

 からでしょ」

「それもそうか」

そして少し話していると先生が来た

「まず、君たちには自己紹介をして

 もらうよ。順番にくじで決めようか」

恐らく、この教室にいる生徒全員が 

思ったこと。それは……

「おや、誰もツッコんでくれないのか。

 何が順番だよ!とかね」

それは先生が言った

そして先生がくじを引き自己紹介が始まった

生徒各々が自己紹介をした

「つぎは…秋名悠君で」

僕の番が来た

「秋名悠です。趣味はasmrを聞く事です。

 よろしくお願いします」

席に着くなり

「はぁ〜緊張したー」

「そして最後は…白伊甘奈さん」

「白伊甘奈です。趣味は特にありません。

 よろしくお願いします」

「これで自己紹介は終わりで良いね〜」

そして学校が終わり、帰宅となった

「早くCreamさんの声が聞きたいな〜」

家に着くなり早速Creamさんのasmrを 

聞いた

「やっぱ、Creamさんは最高だな〜」

でも、僕は違和感を覚えた。どっかで聞いたことのある声だなと。そして考えた結果……

「…………これ白伊甘奈じゃないのか?」



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