「夢」
夢をみてた
まだ3人とも同じ学校で
アタシのとなりにキミがいて
キミのとなりにはアイツがいて
おかしいね
もう3年もたつのに
まだ断ち切れないなんて
ふたりがくれたバースデーカード
こっちに帰ってきたら
また3人で遊ぼうねって
もう何十遍も眺めたよ
紅茶でもいれようか
お酒でも飲もうかな
それとも夢の世界に戻ろうか
テレビをつけてみても
アタシの目にうつるのは
あの頃の景色ばかり
グラウンドの焼けた砂も
並んで座った公園のベンチも
あんなに鮮やかにそこにあるのに
手を伸ばしても届かない
アタシしかいない暗い部屋で
指先にぼんやりとネオンのあかりだけ
近くにいたら苦しくなるから
遠くにいてもやっぱり苦しくなる
きっと幸せになってね
ずっと幸せにしてね
そうじゃないと
許せないから
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