第33話
ぼくは小学一年生。『そとまわり』をしているらしいお兄さんと仲が良い。
あ!お兄さんだ。おじさんと歩いている。そとまわり、してるのかな。ぼくはお兄さん、と駆け寄った。
「聞いたか?俺、お兄さんだってよ」
おじさんが嬉しそうにしている。お兄さんは気まずそう。申し訳なくなった。
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