第3曲 KODI(2018)

好きな曲を挙げてみる。

「Sick Individuals(*1) - KODI」(2018)である。


これまた、EDMである。

祝祭性に満ちた、激しめの曲である。

「KODI」というのが、何を意味しているのかずっと分からなかったのだが、どうも人物名タイトル・シリーズだったよう。それに気づいたのは西暦2022年に「MAKI」という曲がリリースされてから(日本人名の(漢字を当てるとして例えば)真希ということね)。

僕が、Sick Individualsのことを意識するようになったのは「GET WILD SONG MAFIA」(*2)に収録された「GET WILD(SICK INDIVIDUALS Remix)」(2017)を聴いてからである。それまでにも、彼らの曲を聴いたことはあったのだがユニット名を覚えてはいなかった。このリミックス(*3)が素晴らしかったので、意識して彼らの曲を聴くようになったのだ。

ところで、「KODI」にはミュージック・ビデオが存在し、YouTube(*4)で検索すれば視聴することが可能なのだが、その度に僕は、この映像に出てくるビキニ姿のお姉さんに、いつも目を奪われている。

世の中には、EDM(或いはこのジャンルが好きである人)に対して、《いかがわしい》《性的に奔放》というイメージで見ている人たちもいるようである。

確かにセクシー(*5)さも、EDMの要素の一つだと僕も思っていて、しかし、僕にとっては、それは魅力であり、優れた作品であることの証左の一つであったりもする。

只々騒ぐのが好きな人たちの音楽だというのは、やはり偏見であって、優れた作品のあることも知ってほしい。


*1 オランダ出身で、DJかつレコード・プロデューサーの二人のユニット。

*2 日本の三人のユニットTM NETWORKの曲、「Get Wild」発売30周年を記念したCD四枚組アルバム。「Get Wild」だけのアルバムとして発売当時、話題になった。

*3 Remix。例えば、ボーカル、ギター、ベース、ドラムス、を別々に録音したものがあるとして、それらを一緒にして一曲に仕上げていくことをミックス(Mix、Mixing(ミキシング))と言う。リミックスは、ボーカル等の録音を利用し、また新たに音を加える等もし、新たなアプローチでオリジナルとは別の作品を再構築すること。

*4 ユーチューブ。

*5 Sexy。

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