第6話 なんか熱い

 .....上手く、丸め込まれた。そんな感じがする。


 あの変態女子高生が去った後、俺はとぼとぼと歩いているわけだが。どうにも悔しい。  


 言い負かされた。そのことが、悔しいし──よく分からない気持ちにさせられる。


 あぁ、くそ。

 なんか熱い。


 身体が燃え上がるように、熱くて、あの変態女子高生が頭から離れない。 


 このまま負けた感じで、今日を終えたくない。

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