第2話 女子高生─①

 そんな俺だが、一人気に入らない奴がいる。


 向かいに住む、えっと..女子高生(?)だっけか。

 とにかく、その女子高生はスカートをめくっても澄ました顔でいやがる。それに加えて、偉そうな態度で説教なんかしやがるから、俺は最近頭にきていた。


 今その女子高生は、俺の一歩前を歩いているわけだが。全く気付いた素振りもない。


 つまり、チャンスってわけだ。

 いきなり、スカートをめくられれば、いくらなんでも恥ずかしい思いをするはず。

 

「そろーり....そろーり」


「おい。さっきから何やってんの?」

 

「ぎくっ」



 ....くそ。バレないように近づいてたのに!

 



「また君か。いい加減、スカートをめくる癖直した方がいいぞ~。いつまでも周りが許してくれるとは、思うなよ」


 

 ....ちっ。また説教かよ。



「うるせーな。俺はスカートがめくりたいから、めくるんだよ馬鹿」


 



 



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